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Tuesday, August 30, 2022

理化学研究所科学講演会(2022) - 理化学研究所

理化学研究所は研究活動を紹介する機会として、毎年科学講演会を開催しています。昨年、一昨年とオンライン開催となりましたが、今年はオンラインと理化学研究所和光事業所でのハイブリッド開催で実施します。

講演会では新型コロナウイルスの新しい検査法と、体外で生体内環境を再構築する研究開発、そしてヒトゲノムがもたらす社会について紹介します。

現地参加には事前予約が必要です。また、会場では理研グッズの販売や理研ギャラリーの公開も行います。

オンラインは予約不要でご視聴いただけます。
ぜひご視聴ください。

科学講演会2022-教育文化週間ロゴ
開催日 2022年11月3日(木・祝)
時間 13:30-16:25(12:30開場)
対象 一般 / 高校生 / 大学生
会場
※要事前予約
(抽選制)
理化学研究所和光事業所 本部棟2階大会議室
埼玉県和光市広沢2-1(アクセス
  • 事前申込制・抽選
  • 現地参加希望の方は科学講演会申込フォーム(9月中旬公開予定)からお申込みください。人数上限に達した場合は抽選とさせていただきます。一グループ4名様までお申し込み可能です。
  • 申し込み〆切:10月12日(水)15:00
  • 抽選の結果、ご参加いただける方にのみメールにて10月21日に参加メールをお送りします。
  • マスクの着用、検温など感染症対策にご協力をお願いします。
  • 未就学児のご参加はご遠慮ください。
オンライン視聴
※予約不要
YouTubeでのライブ配信
視聴URL: 後日掲載
お問い合わせ先 理化学研究所 広報室
Email: event-koho [at] riken.jp(※[at]は@に置き換えてください。)

プログラム

12:30 開場
13:30-13:40 開会のあいさつ 理事長 五神 真(ごのかみ まこと)
13:40-14:20
渡邉力也主任研究員の写真

講演(1)「新型コロナウイルス感染症の新しい検査法」

渡邉 力也(わたな べりきや)
開拓研究本部 渡邉分子生理学研究室 主任研究員

昨今の新型コロナウイルス感染症の世界的な流行にともない、感染症対策において、ワクチン・治療薬に加えて、新しい検査法の開発が必要とされています。私たちは、細菌の免疫システムを司るCRISPR-Casタンパク質を用いて、ウイルスの遺伝子を一個ずつ識別して、9分以内に自動で検出できる新しい検査法を開発しました。この検査法は、現在よく使われているPCR法や抗原検査法とは検査原理が異なりますが、感染症の陽性判定だけでなく変異株の型判定もでき、実証実験では98%以上の正解率を達成しています。そのため、私たちは、市中のクリニックで利用できる速くて正確な検査法として、近い将来の実用化を目指して研究活動を行っています。今回は、新しい検査法の開発背景から将来展望に至るまで、お話しいたします。

新しい検査法による自動検査装置(opn-SATORI装置)の図新しい検査法による自動検査装置(opn-SATORI装置)
14:20-14:40 休憩
14:40-15:20
萩原 将也理研白眉研究チームリーダーの写真

講演(2)「生体環境の体外再構築への挑戦」

萩原 将也(はぎわら まさや)
開拓研究本部 萩原生体模倣システム理研白眉研究チーム 理研白眉研究チームリーダー

iPS細胞の目覚ましい発展により、様々な細胞が人為的に作ることができるようになってきました。一方で、体の外で細胞から臓器を再構築するためには、まだまだ大きな壁が存在しています。この壁を乗り越えるためには、生物の知識のみならず、工学・情報など多岐に渡る技術を実用化レベルで結集させる必要があると考えています。そこで私たちは、シンプルなCube型培養器の中に様々な技術を詰め合わせ、生体内の環境をより高精度に模倣する技術を確立することで、複雑な生体内システムをからだの外で再構築することを目指して研究を行っています。本講演では、いかにして細胞から積み上げてきたミニ臓器と、人為的に作ったデバイスとのハイブリッド生体モデルを構築し、再生医療・創薬へと活用することができるのかについてお話します。

体外で再構築した血液脳関門モデルの図体外で再構築した血液脳関門モデル
15:20-15:40 休憩
15:40-16:20
鈴木 亜香里副チームリーダーの写真

講演(3)「ヒトゲノムがもたらす社会の変化とは」

鈴木 亜香里(すずき あかり)
生命医科学研究センター 自己免疫疾患研究チーム 副チームリーダー

ヒトゲノム配列の完成版の公開からまもなく20年が経過します。20年間に、ヒトゲノム解析は技術革新により、飛躍的に研究が進みました。しかし、ゲノムにはまだわからないことが多く、新しい解析手法により、日々、情報の更新は続いています。ゲノムデータから何がわかるのか、私たちの生活にどんな影響をあるのか、一人一人が理解し、どんな社会を目指すのか、考えなくてはならない時代になりつつあります。ゲノム情報から病気の原因がわかるなどよいことや便利なこともありますが、使い方によっては悪用もできることが分かってきました。ゲノム解析の歴史と現状までを紹介し、ヒトゲノムがもたらす未来を想像してみましょう。

オミックス解析と橋渡し研究のイメージ図オミックス解析と橋渡し研究のイメージ
16:20-16:25 閉会のあいさつ 理事 仲 真紀子(なか まきこ)

当日の講演会や展示の様子を広報活動の記録として撮影をします。撮影した写真や動画は理研のウェブサイトや印刷物に掲載させていただくことがあります。掲載の際は個人の特定ができないように配慮いたしますが、予めご承知の上ご参加ください。また、各種メディアによる取材・撮影が行われる可能性があります。予めご了承ください。

ご来場に際してのお願い

感染対策

以下の感染対策にご協力をお願いします。
  • マスクを着用してください。
  • 受付や入室の際には検温・アルコール消毒をお願いします。
  • 大きな声を出さないでください。
  • 構内では補水を除く飲食はできません。
  • 体調不良の場合は、ご来場をご遠慮ください。風邪症状のある方や検温で37.5度以上の方はご参加いただけません。
  • ご参加の翌日から3日以内に発熱や咽頭痛など風邪症状が出た場合には、問い合わせ先までご連絡ください。

交通について

  • ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。駐車場のご用意はございません。送迎のみも不可です。自転車でのご来場は可能です。
  • 構内では係員の誘導に従ってください。本部棟及び理研ギャラリー以外の建物への立ち入りはできません。

その他

  • 講演途中での入退室はご遠慮ください。
  • 会場では理研グッズの販売を行います。お取り扱いは現金のみです。
  • 理研ギャラリーを公開します。

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