2021年12月8日にオンラインで開催されたARS2021研究発表会(主催:一般社団法人表面技術協会 金属のアノード酸化皮膜の機能化部会(ARS))において,化学応用学専攻修士1年の佐野拓馬さん(無機表面化学研究室・阿相英孝教授)が優秀発表賞を受賞しました。
なお,同研究室からは佐野さんの他にも修士1年の國毋優香さん,学部4年の角倉晴香さん,上村葵さん,佐藤涼さん,溝田奏子さんが,それぞれ研究成果を発表しました。研究発表会の後には学生交流会が行われ,参加した他大学の学生とも親睦を深めました。
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ARS研究会参加学生
佐野さんは,アルミニウムの表面処理の中でも,硬質アルマイトと呼ばれる,硬くて耐摩耗性に優れた酸化皮膜の作製に着目し、今回の発表では主に酸化皮膜の微細構造に及ぼす電解液組成の影響について報告を行いました。また,佐野さんの研究成果の一部は,米国電気化学会の学術雑誌に共著論文として10月に報告されており,11月には本学で開催されたISAT-20において,Best Presentation Awardも受賞しています。
受賞コメント
この度はこのような賞を頂き,大変光栄に思います。今後も謙虚さを忘れず真摯に研究に打ち込んでいきたいと考えております。- 共著論文
H. Asoh, T. Sano
Forming hard anodic films on aluminum by anodization in oxalic acid and alcohol
Journal of The Electrochemical Society, 168, 103506 (2021).
DOI: 10.1149/1945-7111/ac2ec1 - ISAT-20
T. Sano, H. Asoh
Hardness of alumina film formed on aluminum by anodic oxidation with oxalic acid and alcohol
The 20th International Symposium on Advanced Technology (ISAT-20) (Tokyo, Japan, 11/23, 2021) Lightning Talk Session, AFML4
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