本セミナーでは2023年11月に開催される国際的なソーラーカーレース「Bridgestone World Solar Challenge」に出場する和歌山大学ソーラーカーチームと協賛して、同チームに応用技術が全面的に技術サポートした2種類の部品に関して、3D Printing工法に向けた設計最適化の取り組みを紹介します。ジェネレーティブ・デザインなど部品最適化を実現するうえで通常秘匿されるシミュレーション条件の詳細(パラメーター)に至るまで開示し、具体的に解説していく点が大きな特徴となります。登壇者の一方的なプレゼンテーションではなく、3Dプリンターの専門メディア「ShareLab」の編集者が登壇者にインタビューしながらわかりやすく取り組みを紹介していきます。
現在、多くの企業が3DPrintingによる部品製造やDfAMに取り組もうとしていますが、秘密保持の観点から最終部品の採用事例や現場レベルの設計手法解説が少なく、各社手探りの状況です。
※ DfAMとは:Design for Additive Manufacturingの略語。積層造形手法などの付加製造工法で製造するために最適な設計手法のこと。
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セミナー概要
テーマ
「3D Printing部品を実装して挑む!世界最高峰のソーラーカーレース Fusion360で実現した3D Printing技術で目指す脱「流用設計」7/28開催」
日時
2023年7月28日(金)14:00~16:00
会場
オンライン開催(zoom)※ 本セミナーはオンラインでのみの開催となります。
参加費
無料(事前登録が必要)
お申込みページ
https://news.sharelab.jp/wadaisolarcar-apptech/
※ お申込みいただいた後、開催1時間前までに視聴用URLとパスワードをお送りします。
※ お申込み多数の場合は抽選とさせていただきます。
※ 応用技術と同様のサービスを提供されている企業の関係者からのお申込みに関しては、ご遠慮いただく場合がござい。
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プログラム
・和歌山大学ソーラーカーチームの紹介
・ソーラーカー部品設計の課題と応用技術による与件の整理
・応用技術による設計最適化施策の全体像
・ジェネレーティブ・デザインの実践(パラメーターも公開)
・今後の課題と2年後に向けた取り組み内容
・質疑応答
・オンライン交流会(『金属積層造形技術の活用』、『設計最適化』)
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スピーカー紹介
田所 遥斗氏(和歌山大学 システム工学部4年 和歌山大学ソーラーカープロジェクト代表)
和歌山大学ソーラーカープロジェクト代表。40名以上のメンバーを率いてソーラーカーレースの車両開発、制作に取り組む。2023年の大会参戦の準備を行う傍ら、2025年の次回大会を見据えて、新車両開発のための体制づくりを推進している。
「先輩方が製作した前車体製作ノウハウを元に世界で戦える車体製作を行いましたが、理想とする大きな性能改善は叶いませんでした。幸運にも私たちは応用技術さんの支援を受けることができましたが、今回の取り組みを通じてデジタルなモノづくりの考え方を吸収し、2年後またはその先の優勝を目指し挑戦を続けます。この取り組み内容を広く日本の方と共有して一緒に世界で戦える車体開発を根付かせていきたいと考えています。」
梅西 正訓(応用技術株式会社 事業戦略本部 toDIM推進グループ 事業推進マネージャー)
応用技術株式会社、事業戦略本部にてデジタルなものづくり構想をけん引。製品開発及び積層造形技術の実務経験を踏まえたデジタルな設計支援を推進する。
「和歌山大学ソーラーカーレースチームのご厚意で、実車に搭載された実部品をご紹介できる貴重な機会をご用意できました。設計現場の実際の感覚をもとに、どう3D Printingやデジタルな設計手法と向き合っていくべきかをご紹介していきます。」
山崎 圭一郎(応用技術株式会社 事業戦略本部 toDIM推進グループ CAEチーフエンジニア)
応用技術株式会社、事業戦略本部にてデジタル設計支援の実務に従事。製品開発現場での豊富な設計経験を踏まえたデジタルな設計支援に強みを持つ。
「実車に搭載される部品の設計最適化のために、3DPrinting技術を使用して部品性能を上げる取り組みを行いました。今回のウェビナーでは、設計やシミュレーション時のパラメーター条件、解析結果、DfAMの考え方、造形後の実部品まで、すべて共有しながらご紹介していきます。流用設計をある意味勘と度胸と経験で修正している設計現場は少なくありません。慣習的に取り組んでいる設計アプローチを打破し、大きな成果を上げるための具体例をご紹介できればと思います。」
3Dプリンター活用を取り上げるメディア運営を行うイントリックス株式会社シェアラボ編集部の伊藤 正敏 編集長は今回のセミナー開催に寄せて、以下のようにコメントしています。
「3Dプリンターは毎年1万台以上日本で出荷され、企業内での活用もここ数年で着実に定着してきました。ですが企業秘密もあり、『試作品は公開できない』、『治具は競争優位の源泉なので公開しない』、『最終部品への取り組みは現在進行中』ということで、公の場で実際の部品が公開されることも、その製造ノウハウを語る機会もほとんどありません。今回レース車両を題材に軽量化やジェネレーティブ・デザインの実践内容を公開する和歌山大学ソーラーカーレースチームと応用技術株式会社の取り組みを全面的に応援します。社内の流用設計の壁を論理的に打破しようとする若手設計者に是非知っていただき取り組みです。」
● 応用技術、株式会社について
応用技術は1984年の会社設立以来、ものづくり支援やBIM/CIM,GISを活用した「ソリューションサービス事業」と防災・環境分野を対象とした「エンジニアリングサービス事業」を両輪に、お客様の課題を価値に変えるイノベーションカンパニーとして成長しています。
・応用技術株式会社ホームページ https://www.apptec.co.jp/
・toDIMホームページ https://todim.apptec.co.jp/
からの記事と詳細 ( 【無料ライブ配信セミナー】和歌山大学×応用技術 3D Printing部品を ... - PR TIMES )
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