Pages

Tuesday, November 8, 2022

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮 - Webike Plus

ガソリンタンク内部の汚れやサビの存在に気が付いた時には、可能な限り早くにガソリンタンクを取り外して、内部のガソリンをすべて抜き取り、汚れやサビを除去したいものだ。ここでは、汚れやサビがかなり進行してしまっているガソリンタンクに、実践することで高いクリーニング効果を得ることができる「アイデア」を紹介しよう。

ガソリン汚れはキャブ用ケミカルが効く

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮

ワイズギヤからメンテナンスケミカルとして販売されているのがスーパーキャブレタークリーナー【原液タイプ】。以前は業務用との記述があったが、近年はサンデーメカニックでも多くのファンが利用しているので、その記述が消えた。信頼の商品である。しばらく乗らない間に、タンク内に残っていたガソリンが、ワニス状やタール状、ガム状になっているケースは多い。キャブ内部における汚れ状況と原因は一緒なので、こんな時にこそ高性能なキャブレタークリーナーを利用しよう。

「強制うがい」で汚れ落とし

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮

ロングノズルのエアーガンと水道水のホースを併用することで、タンク内部を広く「うがい洗浄」することができる。圧縮エアーを吹き込むとタンクキャップ穴から水道水が逆噴射するので、作業時にはタンク内は空か水量大きく減らしておこう。満タンでひと吹きすると、作業者がビショビショに濡れてしまう。透明傘の利用も効果的だ。

建築足場用の播線で内部をザクザク

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮

ホームセンターで購入できる通称「番線(播線)」は、足場パイプなどを縛るときに使用する柔らかく太い針金だ。この番線は値段も安く、束で販売されているので、タンクキャップ穴から差し込み、タンク内部のサビや汚れを引っ掻き落とす時に使える。堆積した汚れが見える時には、タンククリーナーなどのケミカルで剥がすのと同時に、番線の先端で突っついて、物理的に除去するのも手っ取り早い作戦だ。ベテランサンメカの中には、砂利や不要なボルトナットをタンクに入れて、ガラガラやるのが手っ取り早いとの意見もある。ブリーザーやドレンパイプやセパレーターが無ければ、砂利やボルトナットよりもつながったチェーン(ステンレス製のクサリ)の方が、抜き取り時の作業性も良い。

ファスバースコープが良い仕事をする

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮

ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮

小型LEDランプでタンク内部を照射しても、内部すべてを覗き見することはできない。タンクキャップ部から見える内側は、ごく僅かな範囲でもある。モデルによっては、キャップの直下に底板があり、タンク内部をまったく覗き見できないケースもある。そんなときに利用したいのが、ファイバースコープだ。ハイテク機器を使うことで、より確実に内部コンディションを把握することができる。肉眼では見えない部分の汚れやサビを、高度な技術で目視できるようになる。最近は携帯アプリの普及によって、高性能なファイバースコープと携帯画面を使って、ワイヤレスで覗き見することもできる時代だ。奥の方にある燃料コック周辺や底板と側面スキンが接合される溶接溝のエリアは、サビやすく汚れやすいので、徹底的にチェックしてみよう。

POINT

  • ポイント1・思い付き=アイデアが好結果の源に 
  • ポイント2・ケミカル洗浄だけではなく「うがい」が効果的
  • ポイント3・仕上がり具合は「目視確認」で要チェック

タンク内部の汚れやサビの除去は、アイデア次第でその作業進行が大きく前進するものだ。例えば、目視できる範囲に汚れが堆積していても、指先や工具ではどうにも届かず、除去できないケースもある。そんな時に、超ロングノズルのエアーガンがあれば、パイプノズルの形状を曲げて、対応することで効果的なエアーブロー(エアー除去)が可能になる。大型モデルではなく、原付クラスのガソリンタンクなら、エアーノズルが伸び縮みするタイプの市販エアーガンを利用するのも良い。ノズル先端の向きを変えながら噴射することで、内部の汚れは確実に排出しやすくなるはずだ。

サビ処理液を抜いたあとのガソリンタンク内部は、残った処理液を徹底的に排出しつつ、さらに積極的に放水洗浄することで、タンク内壁に付着したり、こびり付いていた汚れを効果的に洗い流すことができる。水道ホースを給油口から突っ込み、水を流し続けても細かなサビはなかなか流れ出てこないものだ。また、落ちかけている、剥がれかけているような汚れやサビも、単なる水流し洗いだけでは、洗い流すことができず、内壁に残留してしまうことが多い。そんなときに併用すると実に効果的なのが、ロングノズルのエアーガン+水道ホースの合わせ技である。この方法なら、放水車並みの噴射水圧を得ることもできるのだ。

その他にも様々なアイデアがあるので「もしかしたら!?」なんて思う方法がある時には、妄想だけに終わらせず、実行実践してみよう。思いの外、高い効果を得ることができ、大満足の週末を得ることができるかも知れない。さぁ、チャレンジあるのみ!!

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( ガソリンタンク内部の洗浄とサビ取りは「応用」次第で高い効果を発揮 - Webike Plus )
https://ift.tt/TLmJjG2

No comments:

Post a Comment