プログラミング教室などでプログラミングを習い始める年齢は9歳が最も多く、小学生の申込が全体の8割以上であることがコエテコ総研byGMOの民間の子供向けプログラミング教育の実態調査から明らかとなった。
■プログラミング教室に体験申込みを行ったユーザーのデータから解析
調査は2022年3月1日から31 日までの期間に「コエテコ総研 byGMO」を通じて、子ども向けプログラミング教室に体験申込みを行ったユーザーのデータをもとに、民間のプログラミング教室への通学を検討する子の年齢や地域などの傾向をまとめたものとなる。
■プログラミングを習い始めるのは小学生で8割超
2022 年 3 月中に子ども向けプログラミング教室に申込みを行った子供の年齢に関しては、9歳が全体の23.9%で最多となった。年齢の分布を見てみると、7~9歳(50.0%)、10~12歳(36.1%)と小学校に通う年齢で8割超となり、プログラミングを習い始める子供は小学生がほとんどということがわかった。
■女子でプログラミングを習うのは少数派に
また、申込みを行った子供の性別を見てみると、男子が81.8%なのに対して女子は18.2%と少数派となることが分かった。民間の子供向けプログラミング教育においては、まだ男女の差が大きいことがうかがえる。
■地域別では関東が多いという結果に
都道府県別の申込状況を見てみると、関東が44.9%と4割近くになり、近畿(20.9%)、中部(14.8%)と続く。都道府県の人口分布や「コエテコ byGMO」における掲載教室の割合と比較すると、関東におけるプログラミング教室への体験申し込みの割合は10ポイントほど高い(体験申し込み割合:44.9%、人口分布:34.6%、掲載教室割合:35.3%)。また関東の中でも東京(19.5%)、神奈川(11.2%)が約3割を占めており、2都県に集中していることがわかった。
■教材は「Scratch(スクラッチ)」や「Minecraft(マインクラフト)」が人気
教室で使用されている教材の種類についても調査したところ「Scratch(スクラッチ)」(11.0%)が最多となり、次いで「Minecraft(マインクラフト)」(9.3%)を用いるプログラミング教室が多いことがわかった。その他、ゲームづくりを通じてプログラミングを学ぶ「QUREO(キュレオ)」(8.8%)、オリジナルロボット教材「ヒューマンオリジナルロボット」(6.1%)を加えた4つの教材が5%を超える結果となった。
<調査概要>
調査テーマ:体験申し込みデータから見る民間プログラミング教育の実態
調査対象 :「コエテコ byGMO」を通して子ども向けプログラミング教室に体験申し込み
を行った人
調査期間:2022年3月1日(火)~31日(木)
調査方法:調査期間中に「コエテコ byGMO」を通じて子供向けプログラミング教室に
体験申し込みを行ったユーザーのデータを集計
調査主体:コエテコ総研 byGMO
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