研究室概要紹介
世の中で起こるあらゆる自然現象を、数学やシミュレーション技術を使って解明しています。数学はさまざまな分野で応用することができ、生物学や医療分野にまで応用できます。数学の視点から現象を捉えることによって、その分野とは違った視点から現象を解明することができ、新しい発見をする事を目指して研究をしています。
二宮研究室ではこんなことを学んでいます!
二宮研究室では、配属当初は『侵入・伝播と拡散方程式』という教科書を輪読して、反応拡散系に見られる伝播現象を学んだり、進行波解の性質について学びます。ここでは各自が教科書の割り振られた所を事前に勉強し、授業をする事でゼミの皆で学びます。
輪読が終わると次は、各自の研究テーマに沿って勉強を行います。自分の興味のある現象を数理モデルで表し、それを元にシミュレーションを行うことによって、解けない数式であっても解の様子や特徴を確認することができるので、現象に対する考察を行っています。
アピールポイント
自分の興味のある現象を、自由に研究できるところが魅力だと思います。先生の専門は偏微分方程式ですが、分野にとらわれる事なく、皆が自由に研究テーマを選んでいます。今話題の感染症について研究する人もいれば、病気を数理モデルから考察したり、人の流れや車の流れを研究する人もいます。
また、興味を持てる現象が見つからなくても、先生が日常の何気ない疑問などを提示してくださったことについても研究するので、興味を持てる現象が見つかることで、楽しく研究に専念できます。
研究室の雰囲気
非常に明るい雰囲気で、メリハリのある研究室だと感じています。普段のゼミでは、研究の進捗を発表して先生にアドバイスをいただき、それを元に考える形でゼミが行われます。ゼミが始まる前は明るく談笑していますが、ゼミが始まれば皆が真面目に発表を聞き、他の人の研究についても考えます。他の人の研究が自分の研究のヒントになる事があるので、皆で一緒に考えながら研究を進めることができます。
先生の紹介
二宮広和先生
二宮先生はとても優しい先生で、親身になって自分たちの研究にアドバイスをしてくださいます。研究に行き詰まった時は個別に相談に乗ってくださり、解決策や問題点などを一緒に考えてくださいます。また、就職活動や教育実習に行く人にも気にかけてよく声をかけてくださいます。
また、二宮先生は2020年度(第19回)日本数学会解析学賞を受賞されました。
私はこんな理由で研究室を選びました!
私は、二宮先生の研究紹介で見た「心室細動の研究」に興味を持ち、二宮研究室を選びました。1年次は数学の基礎的な部分を学ぶことが多く、学んだことがどんな分野に使われるのか具体的な想像がつきませんでした。そのような中で二宮先生の研究紹介を見て、「数学の力で人の命を救えるかもしれない」というお話を聞き、医療系の分野に応用できることを知ったことで興味を持ち、二宮研究室を選びました。
実際私は、今も医療系の研究を数学を基にして行っています。
二宮研究室あれこれ
人数
3年生:6人
4年生:8人
大学院生:5人
OB・OGの主な進路先
IT系企業、教員、大学院進学
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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