地質調査業務や土木設計業務を主軸とする応用地質は、ドリーム・アーツのウェブデータベース&ワークフローシステム「SmartDB」を導入し、9月から約1400人で利用を開始した。ドリーム・アーツが発表した。 経済産業省の定める「DX認定事業者」に選定されている応用地質は、ISOに即した業務マニュアルに沿って徹底した管理を行っている。 業務マニュアルは、8つの業務分類ごとに業務プロセスを定義し、年間の対象業務件数は2000件を超えるが、これまでは業務プロセスが紙運用であり、業務実施時のプロセス確認に手間や労力がかかるという課題があった。 そこで同社では、業務プロセスの全体をデジタル化できれば、プロセスを確認するというオペレーションそのものを変えることができ、革新的な生産性向上につながると考え、今回の導入に至った。 SmartDBについて同社は、一般的なワークフローシステムや業務アプリ作成ツールとは異なり、業務プロセス全体の一連の流れから文書管理までをノーコード/ローコード開発で実現できることを高く評価した。 SmartDBを活用することで、業務マニュアルを地質調査業務などで順守すべきビジネスルールを織り込んだ業務プロセスそのものとしてデジタル化できる。これにより業務や従業員ごとの役割や権限に応じて、必要な業務手順や実施すべき内容が自動的に明示されるため、従業員は紙のマニュアルを確認しなくとも迷いなく業務を遂行できるようになる。 また、SmartDB上に蓄積される実績や進ちょくなどのデータは、そのままISOに即した証跡データとして内部監査などでも扱うことができるようになる。 さらにMicrosoft 365との連携ができることや、APIを用いることで人事系基幹システムやプロジェクト管理システムなどとも柔軟な連携を実現できることも採用の後押しとなった。
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