IHIとグループ会社のIHI物流産業システム(ILM、東京都江東区、笠俊司社長)は、国際宇宙ステーション(ISS)で使われている極低温冷凍冷蔵庫「フロスト2=写真」を、バイオ医薬品の保管や輸送に応用展開する。高性能の保冷剤により、電源がない状態でも庫内の温度をマイナス70度C以下に6時間以上保てる特徴を生かす。受注生産のため、価格は個別見積もり。数年後に年間20億円以上の売り上げを目指す。
ILMが得意とする自動倉庫とフロスト2を応用した保冷技術を組み合わせて、バイオ医薬品の原薬や細胞医薬品を大量に保管・輸送できるようにする。地球温暖化対策として二酸化炭素(CO2)排出削減が叫ばれる中、ドライアイスの原料を十分に調達できず供給量が減少しており、新たな保管技術が必要という。
フロスト2はIHI傘下のIHIエアロスペース(東京都江東区)が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とISS向けに開発した。
日刊工業新聞2021年7月26日
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