【2月3日 Xinhua News】中国ではここ数年、人工知能(AI)の発展が進んでいる。市場規模は20年に3千億元(1元=約16円)を超え、世界シェアは約3割に到達。AIの応用に大きな潜在力が見込まれている。
清華大学(Tsinghua University)の学術情報ビッグデータマイニングサービスプラットフォーム「Aminer」が発表した「AI発展報告2011~20」によると、中国はここ数年、AI発展に向け一連の支援策を発表してきた。17年にはAI発展を国家戦略に格上げし、30年まで3段階に分けた次世代AI発展戦略目標を確立した。20年には第5世代移動通信システム(5G)やAI、データセンターなどの新型インフラの整備を加速させた。複数の部門が共同発表した「国家次世代AI規格体系構築ガイド」は、AI分野の標準化でトップダウン設計を強化し、AI技術の研究開発と規格の策定を進め、産業の健全で持続可能な発展を促すとした。
米調査会社IDCの推計では、世界のAI市場規模は20年に前年比12・3%増の約1565億ドル(1ドル=約105円)に達した。「世界AI支出ガイド」で同社は、世界のAI関連支出が今後4年で倍増し、24年には1100億ドルに達すると予測した。
中国情報通信研究院データ研究センターは、20年の中国AI産業規模が前年比15・1%増の3031億元となり、世界市場の約3割を占めたと推算した。
中国の調査会社、艾媒咨詢(iiMedia Research)の「2020年中国AI産業研究報告」は、中国のAI産業の規模が25年までに4500億元を超えると予測。うち30~45%をAIベンチャーが占め、残りを他分野から参入したインターネット企業やクラウド企業、ビッグデータ企業、情報技術(IT)サービス企業、通信設備企業、一部科学研究所が占めるとした。さらに中国は世界最大のAI応用市場で、AI技術の実用化が急速に進み、すでに多くの業界や分野で幅広く使われているとし、応用市場の潜在力は大きいと指摘した。(c)Xinhua News/AFPBB News
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