狙った遺伝情報を変えるゲノム編集技術「CRISPR(クリスパー)/Cas(キャス)9」を使い、がんを治療する臨床試験(治験)について、米ペンシルベニア大などのチームが論文を発表した。米科学誌サイエンスに6日、掲載された。この方法における米国初の成果とされる。
クリスパーは2012年に登場したゲノム編集技術。生命科学や食品開発など幅広く使われているが、治療に応用した研究は少なかった。
研究チームは、この技術を使い、がんを攻撃する免疫の働きを抑える可能性のある遺伝子を除去して免疫力を強める治療を考案。通常の治療では効果が見られない骨髄腫などの男性1人と女性2人(いずれも60代)を対象に、おもに安全性を調べた。
患者から血液を採取し、免疫細胞の遺伝子をゲノム編集してから体内に戻したところ、細胞は3~9カ月間生き続けた。拒絶反応もなく、1人は一時がんが縮小した。
ただ、3人とも病状は進行し、1人の女性は亡くなり、残りの2人も別の治療を受けているという。今回の治験は安全性を見るもので、治療効果はまだ不明だが、チームは「がん免疫療法におけるクリスパーの実現可能性を示せた」としている。
論文はこのサイト(https://science.sciencemag.org/lookup/doi/10.1126/science.aba7365)で読める。(戸田政考)
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ゲノム編集技術をがん治療に応用 米で臨床試験 - 朝日新聞社
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