2023/06/03 Zoomは5/31までに申込み 教科書全国集会2023 琉球弧の軍事要塞化と戦争教科書 北上田毅さん(6/3 14:00〜 会場〔大阪市〕& Zoom)
案内→http://www17.plala.or.jp/kyodo/チラシ→https://www.ne.jp/asahi/info/nowar/kyodo/20230603-1.pdf
現在使われている育鵬社の中学校公民教科書では、「日米安保体制は日本の防衛の柱で
あり、アジア太平洋地域の平和と安定に不可欠です」と断定しています。
基地被害や米兵による性暴力の問題には触れず、住民投票で示された民意にも触れず、
座り込みやカヌーで辺野古新基地建設に反対する人たちも書かれていません。
岸田政権は小学校教科書も育鵬社のような「戦争教科書」につくりかえようとしていま
す。
今年の教科書集会は沖縄から北上田毅さんをお招きして、現実に進んでいる琉球弧の軍
事要塞化と「戦争教科書」 の問題を結び付けて問題攫起します。
ぜひご参加ください。
教科書全国集会2023 琉球弧の軍事要塞化と戦争教科書
日 時:2023年6月3日(土)14:00〜16:30(13:30開場)
形 式:会場&オンライン(Zoom)
会 場:エルおおさか 本館 6階 大集会室
〒540-0031 大阪府大阪市中央区北浜東3-14
京阪本線・地下鉄谷町線「天満橋駅」より徒歩5分
京阪本線・地下鉄堺筋線「北浜駅」より徒歩8分
地図→https://tinyurl.com/z8c72e48
メインスピーカー:北上田毅さん ※沖縄から来阪
報 告:相可文代さん
資料代:800円(学生、しょうがい者無料)
主 催:「戦争教科書」はいらない!大阪連絡会
申込み:
・会場参加:エル・おおさかまでいらしてください。予約等は必要ありません。
・オンライン参加の場合
下記アドレスのグーグルフォームから5/31までにお申し込みください。
https://qr.paps.jp/XbBdo
前日までにお申込みいただいたメールアドレスに参加のズームアドレスと参加費の振込
先をお知らせします。
参加費については6月末日までにお振込みください。
北上田毅さん
2008年、京都市から沖縄に家族で移住。
京都市時代は、「君が代」強制や教育基本法改悪等に反対する市民運動を続けていたが、
沖縄では辺野古の抗議船の船長や、元土木技術者という立場から、辺野古新基地建設反対
運動や高江のヘリパッド工事反対運動等に取り組んでいる。
著書:『辺野古に基地はつくれない』(岩波ブックレット、山城博治さんとの共著)等。
「愛国心教育」の道具にされる小学校教科書
今年の夏に採択される小学校教科書の検定結果が出ました。
道徳では、教育出版2年生の「私の町のあんこやさん」という教材のテーマが、「ちい
きのよさに気づく」から「国やちいきのよさに気づく」に変えられ、本文では「これから
も日本のあじをつたえていきたいね」が付け加えられました。
また、日本文教6年生の姫路城の修復を取りあげた教材では、「木組みの技術」が「日
本古来のすぐれた木組みの技術」に変えられました。
「あんこ」は東アジア共通の食品です。
「木組みの抜術」は仏教の伝来とともに、中国・朝鮮を経て伝わった寺院建築の技術で
あり、いずれも日本独自のものではありません。
子どもたちが学ぶべきは、視野の狭い「日本すごい!」ではなく、国際理解と多文化共
生の大切さではないでしょうか。
社会科では、北方領土・竹島・尖闇諸島は、すべて「日本固有の領土」と記述されまし
た。
これらの領土問題は日本の侵略戦争と深く関わっています。
したがって、歴史的背景と相手国側の主張も教えてこそ、領土問題の平和的解決を考え
る力を養うことができます。
文科省の領土教育は相手国への憎しみを煽ることにしかならず、好戦的な国民を育成す
る危険な教育です。
日本文教6年生では、自衛隊のイラク派兵(2004年)の写真のキャンプションが、「は
じめて実際の戦闘地域に派遣された自衛隊」から「イラクで活動する自衛隊」に書きかえ
させられました。
イラク派兵は激しい戦地への派遣で、帰国後PTSDを病んで、幹部も含め29名もの自衛官
が自殺するような悲惨な結果となりました。
それを隠ペいし、あたかも平和的なボランティア活動だったかのように、子どもたちが
イメージするように文科省は誘導したのです。
琉球弧(南西諸島)の軍事要塞化を企む岸田政権
このような「愛国心」の刷り込みの背景にあるのが、岸田政権の軍拡と増税政策です。
岸田政権はウクライナ戦争をきっかけとした国民の不安感を利用して、「敵基地攻撃能
力」を持つために軍事費をGDPの2%(5年間で43億円)に上げるとしました。
そのための大増税ももくろんでいます。
すでに沖縄や奄美などの琉球弧では、自衛隊のミサイル基地建設が着々と進められてい
ます。
日本は「新たな戦前」=「戦争準備の開始」に踏み込みつつあるのです。
アメリカは「台湾海峡有事」に備えて沖縄の米軍基地を強化しています。
岸田政権はアメリカに全面協力し、沖縄県の反対を無視し、辺野古の海の埋め立てを強
行しています。
今回、講師としてお呼びした北上田毅さんは辺野古の海底がマヨネーズのようにゆるく、
埋め立てるには無理があることを明らかにして、反対運動の先頭に立ってこられた方です。
講演では、辺野古の最新の状況と、琉球弧の軍事要塞化の実態についてお話していただ
きます。
「平和・人権・共生」を大切にした教科書の採択を!
戦争をするためには「お国のために命を捨てる覚悟」を持った国民を大量に育成しなけ
ればなりません。
「愛国心教育」が不可欠なのです。
安倍政権が進めた侵略戦争の歴史の抹殺と、道徳の教科化。
私たちはそれに立ち向かい、2020年には大阪市、東大阪市などで育鵬社中学校教科書の
採択を阻止しました。
藤井寺市では大日本図書と癒着した元校長らによる不正採択が明らかになり、採択のや
り直しがおこなわれました。
これらは市民の教科書運動の成果です。
市民アンケート、採択会議の傍聴など、今年もぜひいっしょに取り組んでください!
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