指の上に載る薄いフィルムは回路風にデザインされている。これは極めて微量の液体を実際に流すことができる「流路」だ。遺伝子解析や、個人に合わせた医療用センサーなどへの応用が期待される世界最小級の「マイクロ流体デバイス」という。
手がけたのは京都大学物質―細胞統合システム拠点のイーサン・シバニア教授(材料科学)らの研究チーム。マイクロ流体デバイスはDNAやたんぱく質の分析にすでに活用されているが、樹脂に溝をつくって、ガラスなどと貼り合わせているため、より細かく、薄くするのが難しかったという。
課題解決に活用したのは、2019年にシバニア教授らが開発した、微細な穴ができる特徴を持つ独自のプリント技術だ。インクを一切使わずに、カラーの絵画を描ける。
プラスチック製のフィルムに…
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