GMOメディアは4月28日、同社の調査機関「コエテコ総研byGMO」が、民間のプログラミング教室への通学を検討する子どもの年齢や地域などの傾向をまとめた「民間の子ども向けプログラミング教育の実態」を発表した。
この調査は、3月1日~31日までの期間に、プログラミング教育ポータルサイト「コエテコbyGMO」を通じて、子ども向けプログラミング教室に体験申込みを行ったユーザーを対象に実施した。
それによると、「コエテコbyGMO」で3月中に子ども向けプログラミング教室に申込みをした子どもの年齢は、「9歳」が全体の23.9%で最も多かった。
年齢の分布は、小学校に通う年齢が8割以上で、「7~9歳」50.0%、「10~12歳」36.1%。プログラミングを習い始める子どもは、小学生がほとんどということが分かった。内訳は、「男の子」が81.8%で、「女の子」は18.2%と少数派。民間の子ども向けプログラミング教育では、まだまだ男女の差が大きいようだ。
体験申込みの状況を都道府県別にみると、「関東」が4割以上(44.9%)で最も多く、以下、
「近畿」20.9%、「中部」14.8%と続いた。
都道府県の人口分布や「コエテコ byGMO」の掲載教室の割合と比較すると、「関東」でのプログラミング教室への体験申込みの割合が10ポイントほど高くなっている(体験申込み割合:44.9%、人口分布:34.6%、掲載教室割合:35.3%)。
また、関東の中でも「東京」19.5%と「神奈川」11.2%で約3割を占めており、この2都県に集中していることが分かった。
体験申込みを行う曜日・時間帯を調べたところ、曜日に大きな偏りは見られなかったものの、「金曜日」が10.7%で、他の曜日と比較して、申込みが少し低い傾向にあった。
時間帯は、「12時~18時」36.2%と「18時~24時」35.0%で7割を占めており、午後に体験申込みが多くなる傾向。細かくみると、「20時」7.4%、「18時」7.1%が7%を超え、他の時間帯よりも多かった。
体験申込みがあった教室で使用されている教材については、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のメディアラボが開発し、全世界で広く普及しているビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」11.0%が最も多く、次いで人気ゲームソフト「Minecraft(マインクラフト)」9.3%が多かった。
その他、ゲームづくりを通じてプログラミングを学ぶ「QUREO(キュレオ)」8.8%、ヒューマンアカデミーのオリジナルロボット教材の「ヒューマンオリジナルロボット」6.1%を加えた4つの教材が5%を超える結果となった。
この調査は、「コエテコbyGMO」を通して子ども向けプログラミング教室に体験申込みをした人を対象に、3月1日~31日にかけて実施し、そのデータをまとめた。
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