【4月14日 Xinhua News】中国北京市はこのほど、燃料電池車(FCV)実証応用の申請受け付けを開始した。同市経済・情報化局が発表した通知によると、実証に当たっては四つの応用シーンを想定、「実証応用連合体」による申請を受け付ける。実証対象に採用され実証実験を完了した燃料電池車に対しては、市が普及奨励金を支給する。水素ステーションの建設・運営補助金は各企業の決算年度終了後1カ月以内に支給する。
燃料電池車メーカーと燃料電池システムメーカー、車両運営企業、水素ステーション運営企業でつくる実証応用連合体が実証応用を申請する。2021~22年の応用シーンとしては、北京市と他地域を結ぶ固定路線での貨物輸送、都市大型トラック輸送、都市物流配送、都市旅客輸送の四つを想定、1162台を実証に投入する。奨励項目は、車両普及、車両運営、水素ステーション建設・運営、基幹部品革新の四つからなる。
中国では2021年9月、京津冀(北京市、天津市、河北省)、上海市、広東省の3都市群が燃料電池車実証応用の許可を最初に取得。今年1月には河北省と河南省の2都市群が続いた。業界関係者によると、これらの都市での実証応用の申請受け付け開始は、燃料電池車の実証応用ペースの加速、全国での普及の先導、業界や市場の信頼感の醸成に重要な意義がある。高額な補助金の支給は、燃料電池車の普及を短期間で実現する上で大きな推進役を果たすとみられる。(c)Xinhua News/AFPBB News
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