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Sunday, March 27, 2022

東京海上日動・応用地質・Tengun-label、「3D 仮想都市浸水シミュレーションモデル」を開発 - 日本経済新聞

発表日:2022年03月25日

〜先進的な自治体向け防災・減災サービスの提供を目指す〜

「3D 仮想都市浸水シミュレーションモデル」の開発

東京海上日動火災保険株式会社(取締役社長:広瀬 伸一、以下「東京海上日動」)と応用地質株式会社(代表取締役社長:成田 賢、以下「応用地質」)および株式会社 Tengun-label(代表取締役社長:岩澤秀樹、以下「Tengun-label」)は、台風や集中豪雨などによる浸水被害の可視化・即時把握に繋がる「3D 仮想都市浸水シミュレーションモデル」を開発いたしました。今後さらにモデルを高度化することで、全国各地の自治体向けに、防災計画や浸水対策、また被災後の活動支援に繋がる防災・減災サービスを提供することを目指します。

1.背景・経緯

東京海上日動と応用地質は、2021年6月に戦略パートナーとしての提携を開始し、防災IoTセンサで収集したデータ・気象データ・ハザードデータなどと3D都市モデル「PLATEAU(プラトー)」を組み合わせた「3D 仮想都市浸水シミュレーション」の開発を進めてきました(※1)。

今般、3D点群データ(※2)の解析及びシミュレーション分野で強みを有する「Tengun-label」が参画し、人工衛星データや防災IoTデータの活用を見据えた、視認性・再現性の高い「3D 仮想都市浸水シミュレーションモデル」を開発しました。当該モデルでは、3D仮想都市の再現に加え、仮想空間上に防災IoTセンサや止水版等を設置することで効率的な被害把握・浸水対策の効果検証を行うことができます。

※1 防災IoTセンサと3D都市モデルを活用した先進的な防災サービスの開発を開始

https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/release/pdf/211105_01.pdf

※2 「3D点群データ」とは、地形や物体の位置や形を、3次元座標を持った点データの集まりで表現するものです。点群データは、ドローン等による写真測量や地上レーザースキャナーによる計測等を通じて取得します。効率的な測量や設計に加え、建設物・文化財・都市の仮想空間上での3次元化を目的に活用されています。

2.取り組みの概要

国土交通省が整備を進める3D都市モデル「PLATEAU(プラトー)」の対象である「大分県日田市」を先行都市に選定し、2021年11月〜2022年1月の期間で、「3D 仮想都市浸水シミュレーションモデル」の有効性の検証を実施しました。今後も複数の自治体と、以下(1)〜(5)の防災・減災サービスに関するニーズの調査、有効性の検証を実施することで、モデルをさらに高度化させ、2023年度中に全国各地の自治体にサービス提供することを目指します。

(1)対象都市の地形特性を踏まえた浸水被害の即時把握・被害予測支援サービス

(2)自治体の防災計画策定支援サービス

(3)要支援者避難計画策定支援サービス

(4)地域住民への防災啓発活動支援サービス

(5)防災・減災改修工事支援サービス

*以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach/629196/01_202203281016.pdf

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