Webマーケティングの手法でトレーナーと生徒を”マッチング”
実際に足を運ぶトレーニングジムとZENNAは、“客が運動をして健康的な体や魅力的なシェイプを手に入れる”という点は共通しているが、中川社長は「顧客層が違うイメージ」と話す。 もともとスポーツジムに勤務していた、ZENNAのチーフトレーナー・末吉史英さんは「フィットネス業界は『フィットネスを自分で楽しめる人』向けの場としてこれまでありました。そのため『健康診断で運動を勧められたから』という理由でジムに加入したお客さまは、継続が難しい現状がありました。そういった人々を受け入れる場所を作りたいという思いがありました」と、フィットネス業界の多様化を目指す。 また、オンラインでのトレーニングは、トレーナーにとっても「時間と場所を選ばない」というメリットを生み出していた。末吉さんは「当社のトレーナーには特徴があって、収入面よりも自分が自由に生活できるということを大切にする人が多いです」と話し、優秀なトレーナーの獲得にも一役買っていると胸を張る。 ZENNAの特徴の一つが、高い継続率だ。次月以降の継続率は9割以上を実現。中川社長は「コーチングの要素を入れているので、通常のフィットネスジムよりも継続率は高いと思います」と自信をのぞかせる。 「この人からトレーニングやコーチングを受けたい」というきっかけを掘り起こす一環で“トレーナーのスター化”を意識して取り組んでいる。トレーナー個人の名前でのSNSアカウントや、トレーナーが主役になる動画コンテンツを作成して、トレーナーと潜在顧客の接点を多く作り出す。 中川さんは「『ZENNAに登録したら、本当にこの人に教えてもらえるんだな』という雰囲気を醸しています」と話す。 実際に、動画を投稿し始めてから半年ほどすぎたあたりで、末吉さんは自宅の最寄り駅で「YouTubeで見ました。本当にいるんですね!」と声を掛けられたという。「届いているんだなと思って、ビックリしました」(末吉さん) このようなWebマーケティング的な手法は、中川社長が前職で務めていたリクルート時代に手掛けたマッチングアプリのノウハウが生きている。中川社長は「個人間をマッチングさせることを、トレーニング業界向けにアップデートしています」と話す。「トレーナーさんの得意分野や知識、経験を大事にしながら、SNSでどのように発信していくかを考えています」
からの記事と詳細 ( マッチングアプリのノウハウを応用 元リクルート社員が手掛けた1対1のパーソナルジムは何が違うのか(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3Ejy1D8
No comments:
Post a Comment