ダイハツはこのほど、除菌効果のあるオゾンを利用した「MIRACLEBUSTER(ミラクルバスター)」 を日本特殊陶業と共同開発し、8月30日から福岡県久留米市の施設で除菌活動を開始したことを発表した。
試験では室内(25㎥)の浮遊ウイルスを5分で99.4%低減、物体表面の付着ウイルスを60分で99.93%低減する効果を確認
ダイハツの「くらしとクルマの研究所」は、社員ならびに近隣地域の顧客に安全・安心な環境を提供するため、2021年2月25日に発表した紫外線を用いた除菌装置「ULTRABUSTER(ウルトラバスター)」も開発しており、このたび日本特殊陶業と「ミラクルバスター」を共同で開発した。
ダイハツはクルマづくりの一環として、排気ガスに含まれる粒子状物質(PM)を、プラズマを用いて処理する技術開発に取り組んでおり、プラズマを使用する際に副生成物として生じるオゾンを除菌に活用できないかと考え、開発に着手。今回開発した「ミラクルバスター」では、短時間でPMを処理する排気ガス処理技術を応用することで、効率的な空間除菌を実現した。さらに、空間だけでなく物体表面も除菌することが可能だ。専門機関による試験では、室内(25㎥)の浮遊ウイルスを5分で99.4%低減、物体表面の付着ウイルスを60分で99.93%低減する効果が確認された。
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