大量のデータを脳から引き出す「チャンク化」
あらゆる質問に即答できるようにする方法とは(写真提供:学研プラス)
メンタリストDaiGoさんがYouTube生配信で寄せられる怒涛の質問に次々と"即答"し、膨大な研究結果や実験数値とともに説得力あるメソッドを展開できる理由は何でしょうか?それは「独自のノートを使い、日々筋トレのように『知識の応用力』を鍛えているから」と語ります。
授業の内容をがんばって記憶しても、いざテストになると問題が解けない。セミナーで学んだ情報をノートに書き込んだのに、使える知識として定着しない……。
そんな悩みを持つ人は多いでしょう。せっかく勉強して知識を増やしたのに、学んだ情報をどう活かしていいかわからないケースはよく見受けられます。いわゆる、「応用力が身についていない」という状態です。
たくさん勉強しても応用力が上がらないのは、受け身でノートを取る人にありがちな現象です。板書をただノートに書き写したり、教科書の内容をそのまま抜き書きしたり、セミナー講師の発言をそのまま書き出したりといった作業はいずれも受け身の行為であり、そのあいだ、あなたの頭はまったく活動していません。
脳に汗をかかない限り知識を使いこなせるようにならない、ということは本書の中でお伝えしていますが、授業やセミナーで得た情報と能動的に関わっていかなければ、いくらノートに大量に書き込んでも応用力は身につかないのです。
そこで使ってほしいのが、「チャンク化ノート」です。これは「チャンク化」という定番の記憶メソッドを応用したノート術で、学んだ知識を自由に使いこなせるようになるために使います。
多様な場面で応用が利く〝情報のかたまり〞
一例として、私が実際に書いたサンプルをご覧ください。
これは、過去に私がビジネス書を出した際に作成したノートで、「有能なビジネスマンになるには?」というテーマについてまとめた内容になっています。
書き込んだ内容の一部は、次の通りです。
● FBIのネゴシエーターが最初に使う交渉術は傾聴
● 違う畑の人と付き合うことで多様な価値感にふれて、知識が増えるという研究がある
● ダニエル・カーネマンの2クエスチョン ①最近の出来事について聞く ②どれぐらい幸せかを聞く
● トロント大の実験で、20代の人脈作りはモラルが低下するとの実験がある
これらの知識は、私が過去に学んだ情報から、有能なビジネスマンになるために役立ちそうなものを書き出したものです。ただし、情報を書き出すだけでは使える知識にならないため、ここで「チャンク化」を実践して、バラバラな情報をつなぎ合わせていきます。
からの記事と詳細 ( 難しい質問に「即答できる人」のすごい頭の使い方 - 東洋経済オンライン )
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