国際教養大学(秋田市雄和)の新学長任命式が1日、オンラインで行われ、モンテ・カセム氏(73)=スリランカ出身=が正式に就任した。任期は4年間で理事長を兼ねる。カセム学長に、教養大の運営方針や秋田への印象を聞いた。インタビューはウェブ会議システムを通じ行った。
―教養大の学生にどんなイメージを持っていますか。
「語学は難しいと考える日本人が多い中、教養大の学生は言語の壁を簡単に越えていく。相手の文化を深く理解し、自分自身を見つめたり俯瞰(ふかん)したりする力のある在学生や卒業生が多いという印象を持っている。初代学長である中嶋嶺雄先生と、前任の鈴木典比古先生の功績だと思う」
―これからどういった学びの場をつくっていくのか、教えてください。
「素晴らしい前任者がいる中で、私ができることは何だろうと考えた。これまでも理事として教養大の運営に携わっており、その中で『応用国際教養教育』という概念が頭に浮かんだ。これまでの学長2人がつくった基盤の上に、新たな学びの環境をつくりたいと思っていた」
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