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Wednesday, May 13, 2020

シャープ初の有機ELテレビ「CQ1」、8K技術応用の“4Kプレミアムモデル”(マイナビニュース) - Yahoo!ニュース

シャープは、同社初の4K有機ELテレビ「CQ1シリーズ」を5月23日に発売する。新4K衛星放送チューナーを内蔵しており、価格はオープンプライス。店頭価格(税別)は、55V型「4T-C55CQ1」が28万円前後、65V型「4T-C65CQ1」が42万円前後。

【写真】2.1ch・7スピーカー構成の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を備え、音にもこだわっている

CQ1シリーズは、4K/3,840×2,160ドットの有機ELパネル(倍速駆動対応)を搭載。8Kテレビ開発で培った映像技術を応用した、新開発の4K画像処理エンジン「Medalist S1」を組み合わせ、パネルの輝度性能を最大限に引き出す独自の制御技術「Sparkling Drive(スパークリングドライブ)」によってシャープならではの有機EL画質を追求している。

「AQUOS」ブランドで液晶テレビを展開してきたシャープだが、「大画面テレビにおける有機ELテレビの広がりとともに、シャープの有機ELテレビもほしいというユーザーの声を多数いただいた」として、今回初めて有機ELパネルを搭載した4Kテレビの市場投入を決定。

AQUOSブランドではないものの、有機ELの特徴である漆黒の表現と、8Kで培った映像技術で圧倒的な映像美を実現。「4Kプレミアムモデル」と位置づけて展開していく。

なお、シャープ広報によるとCQ1のパネルは自社製ではないとのこと。他のテレビメーカー同様、LG製の有機ELパネルを採用しているものと思われる。

シャープ独自の“有機EL画質”を追求、回転式スタンドも

新開発の4K画像処理エンジン「Medalist S1」は、8Kテレビの開発で培った映像のアップコンバート処理技術を応用した「4K Master アップコンバートプロ」や、「リッチカラーテクノロジープロ」を採用。新4K衛星放送で使われている広色域(ITU-R BT.2020)の表示に対応する。HDR方式は、HDR10、HLG、Dolby Visionをサポートしている。

新たに、独自アルゴリズム「スマートアクティブコントラスト」も採用。映像信号に含まれるシーンごとの輝度情報を解析し、映像フォーマットに合わせて明暗を描き分ける。明部の白飛びや暗部の黒つぶれを抑えながら、中間階調のコントラストも鮮明に映し出し、メリハリのある美しい映像を楽しめる。

前述の「Sparkling Drive(スパークリングドライブ)」は、このスマートアクティブコントラストによって処理した映像をベースに、有機ELパネルの特性に合わせた輝度制御を行う技術。画面全体が暗く一部だけが明るい場面では、漆黒からきらめきまで緻密にコントラストを表現し、自然な立体感を表現する。また、画面全体が明るい場面では、ハイライトでも白飛びを抑えた忠実な色表現により、明るく色鮮やかな映像を表示するという。

サウンドに関しては、2.1ch・7スピーカー構成の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」(総合出力65W)を搭載。音声を前方に導くリフレクター構造と、スピーカーネットのない独自設計の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM」をベースに、左右2基のツイーターシステム(10W×2)を搭載して高音質を追求している。

新開発の大容量かつ薄型のミッドレンジスピーカーBOXを設けて、ツインスピーカーユニットによる高音圧化とバスレフ構造の工夫などにより、豊かな音域を広範囲に放射。音声の聞き取りやすさと臨場感を高めた。実用最大出力は65W(10W+10W+15W+15W+15W)。

シャープならではの特徴として、定評のある回転式スタンド(左右計30度)を採用。外光の映り込みを避けたり、視聴位置に合わせて画面を向きを変えたりといった使い方ができる。他にも、壁寄せ設置にも対応しており、テレビスタンドのWALLシリーズを手がける「EQUALS(イコールズ)」ブランドの「WALLインテリア テレビスタンド S1」(ナカムラ製)に対応している。

BS4K・110度CS4Kチューナーを2基、地上・BS・110度CSチューナーを3基搭載。外付けUSBハードディスクをつなぐと、4K放送を見ながら別の4K放送と地デジ放送などの2番組同時録画が可能だ。

HDMI入力は4系統で、うち1系統(HDMI 2)はARC(オーディオリターンチャンネル)に対応している。ミニジャックのAV入力、ヘッドホン/アナログ音声出力、光デジタル音声出力も装備。USB端子は、USBメモリー用とUSB HDD用の2系統。LAN端子も備える。

Android TVをプラットフォームに採用。独自の新しいAndroid TVアプリ「COCORO HOME VIEWER」(無料、5月下旬配信予定)が利用でき、スマホアプリCOCORO HOMEと連携したシャープ製AIoT家電の情報をテレビで確認できるようになる。たとえば、洗濯機の運転状況や、料理の出来上がり時間、子供部屋の室温などがテレビの大画面で一度に確認できるとしている。

リモコンにはマイクを内蔵し、Googleアシスタントボタンを押して音声検索が可能。また、新たにAmazon Prime Videoを加えた6つのダイレクトボタンを搭載している。

消費電力は、65V型が約490W、55V型が約370W。年間消費電力量(参考値)は、65V型が235kWh/年、55V型が198kWh/年。スタンドを含む本体サイズと重さは、65V型が144.9×29×89.5cm(幅×奥行き×高さ)/約34.5kg、55型が122.8×29×77.1cm(同)/約28kg。

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May 13, 2020 at 10:11AM
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