たくさんCMなどを流していて有名な消費者金融は、個人向けの融資サービスです。この消費者金融でお金を借りていると車のローンが組めないという話もありますが、実際はどうなのでしょうか?
そこで、消費者金融のローン審査への影響や、車のローン審査で気をつけたいことについて、詳しくご紹介します。
消費者金融とは?
個人向けの融資サービスである消費者金融は、利息の割合が高いため、かつては利用してはいけない怖いイメージがありました。しかし、貸金業規制法が廃止されて2010年に貸金業法が施行されると、取り立て行為や必要以上に高い金利を定めることなどが禁止となりました。その後は利用範囲が広がり、現在は約10人に1人(9.1%)が利用したことがあるということがわかっています(2018年一般社団法人全国銀行協会の調査による)。
また、消費者金融はクレジットカードなどの支払いと同じく、個人信用情報機関のJICC(日本信用情報機構)に申込みや借入れの履歴が記載されます。なお、CIC(指定信用情報機関)にはクレジットカードや信販会社の履歴が記録され、契約日や借入額が記載されるだけでなく、請求通りの入金があった場合には「$」、請求額の一部が入金されると「P」、入金がなければ「A」などのマークで月ごとの支払状況もわかるようになっています。ローンの申込み時には、これらの情報をもとに審査が行われます。
車のローン審査に消費者金融の履歴は影響する?
消費者金融を利用していること自体は、車のローン審査に影響がありません。しかし、クレジットカードと同じように延滞や滞納があったり、限度額まで利用したりしていると、審査を通過するのが難しいことがあります。では、どのような利用の仕方をしていると車のローン審査に影響するのかについてみていきましょう。
金融事故があると審査通過は難しい
金融事故があると、ローン審査を通過するのが難しくなります。金融事故とはブラックリストに載ることで、専門用語では異動情報といい、支払いの遅延や滞納などの良くない情報がCICに記載されることをいいます。この異動情報がCICに記載されていると、ローンの審査通過は難しいでしょう。また、異動情報には保有期限があり、長期の延滞や破産などは5年間記録が残るしくみとなっています。
他の金融機関から複数の借入れ
他の金融機関から4件以上の借入れを同時に行っていることを多重債務と呼びます。他の金融業者とは消費者金融だけでなく、銀行や信販会社なども該当します。ローンを申し込んだ時点で、キャッシングや住宅ローンなど3件以上の借入れがある場合は、車のローン審査に通りにくくなってしまいます。
限度額いっぱいまで利用している
消費者金融などを含むローンは、貸金業法によって借入総額が年収の3分の1までと定められています。そのため、すでに消費者金融を利用している場合には、車のローンとの総額が年収の3分の1以内にならなければいけません。つまり、消費者金融で限度額まで利用している場合には、車のローン審査の通過は難しいということになります。
車のローン審査に通りやすいのは?
車のローンには、いろいろな種類があります。銀行や信用金庫などの金融機関のローンや、信販会社のローン、ディーラーのローン、消費者金融のカードローンなど、複数の選択肢があります。ローン会社によって、それぞれの審査基準があるため、通りやすさも異なります。そこで、これらの4つの車のローンの特徴や利用のポイントなどを比較してみましょう。
最も審査が厳しい金融機関のローン
銀行や信用金庫、JAバンクなどの金融機関のローンは、金利が安く、ほとんどの金融機関が扱っているので選択肢の多いのがメリットです。また、すでに給与振込や住宅ローンで利用している金融機関であれば、金利などが優遇されることもあります。しかしながら、他のローンに比べると審査が厳しく、日数も要するために、手間のかかるのがデメリットといえます。
審査に通りやすく手間がかからないディーラーローン
ディーラーローンは車を購入する際にその場で手続きができるため、最も手間がかからないのがメリットです。また、ディーラーローンを利用することで、ディーラーと車両価格の値引き交渉などを行うことができるという特徴もあります。審査が通りやすい理由には、車自体が担保となることや所有権がディーラーにあることがあげられます。そのため、ディーラーローンを利用すると完済するまでは売却をすることができません。なお、他のローンに比べると金利が高く設定されているというデメリットもあります。
最も審査に通りやすい消費者金融のカードローン
最も審査に通りやすいのが消費者金融のカードローンです。申込み後にすぐ利用できるのもメリットです。しかし、金利が高いため、返済の負担が大きくなることが考えられるので、申込みの際は返済計画をしっかり立てておくことが大切です。
車のローン審査で気をつけたいこと
消費者金融の履歴が車のローン審査に影響するか?というところでも解説しましたが、延滞や遅延などの金融事故を起こしていないことはローン審査の際にとても大切です。しかし、それ以外にも気をつけたいことはあります。車のローン審査を受ける上で、注意しなければならないポイントをご紹介します。
虚偽の申告をする
まず、ローン審査を受ける上で大切なのは、正確な情報で申込みを行うことです。虚偽の申告をしていることが判明すると、それだけで審査対象外となってしまいます。また、ローン会社から勤務先に電話などで在籍確認が行われるので、勤務先を偽っても虚偽の申告だとわかってしまうので、やめておきましょう。
審査中に転職をしない
車のローン審査は、勤務先への在籍確認をした上で、勤続年数や年収なども審査対象となります。そのため、審査中に転職をしてしまうと、正確に審査を行うことができなくなります。ローン審査と近い時期に転職を考えている場合は、転職する前にローン審査に通っておくようにするのがおすすめです。
何度も申込みをする
車のローンにはいろいろな種類がありますが、同時に申込みをしたり、審査に落ちたからといって何度も同じ会社に申込みをしたりすると、それだけ利用できるローンがなくて困っていると判断され、審査に不利になってしまいます。審査に不安がある場合は、あらかじめ通りやすいローンを選んでおくと安心です。
消費者金融はカーリース契約にも影響するの?
もし、車のローン審査に通らなかった場合でも、カーリースを利用すれば、月々定額の利用料を支払ってマイカーのように車に乗ることができます。
ただし、カーリースを契約する場合も、ローン契約と同じように審査が行われます。審査基準はリース会社によって異なりますが、カーローンと同じように信用情報に事故情報が載っていたり、多重債務になっていたりすると、審査を通過するのは難しいでしょう。消費者金融の利用があってもなくても、支払いを破棄するなどの履歴があると、信用がなくなってしまいます。
なお、クレジットカードやキャッシングの利用履歴もカーローンやカーリースの審査対象となるので、不安な方はCICに情報開示を申請して、事前に確認しておくと安心です。
よくある質問
Q1:消費者金融で車のローンは組めるの?
A:はい。消費者金融のカードローンは車のローンに使用することができます。また、他のローンに比べて審査に通りやすく、申込み後にすぐ使えることもメリットです。
Q2:消費者金融で車のローンを組むことのデメリットは?
A:消費者金融のローンは金利が高いので、返済の負担が大きくなってしまう可能性があります。そのため、計画的に利用する必要があるでしょう。
Q3:消費者金融以外で車のローン審査に通りやすいのは?
A:銀行などの金融機関や信販会社のマイカーローンに比べると、ディーラーローンが比較的ローン審査に通りやすくなっています。また、車を購入するカーローンとは違いますが、車を借りて月々定額制で利用できるカーリースも同じように審査がありますが、カーローンの審査が通らない場合は試してみてはいかがでしょうか。
ローン審査のしくみを正しく知ろう
消費者金融だけでなく、キャッシングやクレジットカードなど生活にまつわるさまざまな支払履歴が、ローン審査に影響します。ローン審査のしくみを正しく知ることで、過度な不安を持たずに車のローン審査を受けることができます。日ごろの支払いや決済に注意して、延滞や遅延がないようにしておきましょう。
※記事の内容は2020年5月時点の情報で制作しています。
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May 09, 2020 at 04:34AM
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