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Wednesday, November 25, 2020

休校でも学び継続 オンライン授業定着→気象警報時に応用 - 岐阜新聞



気象警報で休校となったため、リモートで授業内容を配信する教員ら=揖斐郡揖斐川町三輪、揖斐高校

気象警報で休校となったため、リモートで授業内容を配信する教員ら=揖斐郡揖斐川町三輪、揖斐高校

 岐阜県揖斐郡揖斐川町に9月7日午前8時13分、大雨警報が発令された。生徒が登校中だった同町三輪、揖斐高校では、すぐに休校対応に入り、教員らは登校した生徒の保護者に迎えを依頼するなど行動。生徒が帰るとリモート学習の準備に入り、午後から5、6時間目の授業内容を生徒のスマートフォンなどに配信した。同校では夏以降、警報による休校時にも、新型コロナウイルス感染拡大に伴う長期休校時と同様、リモート学習を活用し、その後に警報による休校用の「リモート時間割」も作成した。

 リモート時間割は、気象警報による休校が多い同校の対応策だ。特に一昨年は大雪、台風、大雨と8回の警報で休校が続き、7時間授業を設定するなど振り回された。今夏も豪雨による警報で休校したが、オンラインを活用することができた。時間割があれば、生徒も教員も落ち着いて対応できる。そこで、時間割担当の江崎佳美教諭らが、各学年4クラスずつ全12クラスの1週間分を作成した。オンラインならクラスごとでなく、学年やコース別に作成できる。体育や芸術も含め、ほとんどの授業を網羅する時間割を作ることができた。

 4月下旬、県教育委員会の指示を受けてオンラインでの学習支援に着手した当時は、初の取り組みに四苦八苦した。教員は、若手を中心に5人でオンラインチームを立ち上げたほか、プリント発送、DVD記録などを分担。教科ごとにリモート学習に合う指導内容をまとめ、1回線を使って会議室から配信を開始した。

 最初は教員が授業を行う様子を撮影しながら、パソコンで生徒に配信した。傍らで記録用にも撮影し、別のパソコンで、生徒からの意見や質問に対応。オンラインチームメンバーは、電話で配信トラブルに応じた。1こま20分ほどの授業を5、6人で行い、準備を合わせて30分ごとに14こまを、毎日配信した。

 翌月には4回線を使って、部活動やロングホームルームも行い、パソコンの扱いが苦手な教員には、得意な教員が協力して2、3人で配信できるようになった。普段よりゆっくり説明するこつをつかみ、調理実習の手元や観察などはアップ機能を発揮。「オンラインだと質問しやすい」と喜ぶ生徒もいた。夏休みにほぼ全クラス分の11回線に増えたことで、リモート時間割作成が可能になり、初めて使った9月7日は、スムーズに対応できた。

 本年度末には、タブレット端末が生徒全員に配布され、学習環境は一気に充実する。増田康宏校長は「将来、リモート学習の機能が充実すれば、地元との連携に力を入れる揖斐高校の教育の可能性を大きく広げ、地域を支える人材育成の強化につながる」と期待する。

カテゴリ: 教育 新型コロナウイルス



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